夏のむくみは「ふくらはぎ」から

こんにちは。
BodyStoic名古屋店代表兼パーソナルトレーナーの
髙橋宏和です。
夏のむくみで、ふくらはぎがパンパンになる。
暑いのに脚だけが重く、夕方には靴下の跡が残る。
そんな方は少なくありません。
ふくらはぎがむくむと、揉んだり、筋肉を鍛えたりしたくなりますよね。
しかし、BodyStoicでは、むくみ対策としてふくらはぎを安直に鍛えることはおすすめしません。
見るべきなのは、ふくらはぎの筋力ではなく、その下にある足首と足の甲がきちんと働いているかです。
夏のむくみで見るべきは筋力ではない
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれることがあります。
そこから「むくみには、ふくらはぎを鍛えればいい」と考えがちです。
でも、鍛えれば筋肉は太くなります。
筋肉を増やしても、足首の使い方そのものが変わるわけではありません。
むくみが気になる場所と、身体の中で見直すべき場所は、同じとは限りません。
ふくらはぎが張っているなら、そこだけを揉んだり鍛えたりする前に、なぜふくらはぎばかりが頑張っているのかを見る必要があります。
ふくらはぎの張りは足元から見直す
歩くとき、足首は柔らかければ良いわけではありません。
必要なのは、足首を適切な位置で固く使うことです。
足の指が反り、足首が底屈(つま先が下がる動き)すると、ふくらはぎの力で地面を蹴りやすくなります。
すると膝の位置も後ろへ逃げ、身体の重心を前へ運びにくくなります。
その分までふくらはぎで頑張ろうとすれば、必要以上の緊張につながります。
大切なのは、ふくらはぎを強くすることではありません。
足の指が反りすぎないようにしながら、足首を背屈(つま先側を上げた状態)で固め、足の甲のアーチを保つことです。
ふくらはぎだけを見るのではなく、その手前で足首が固く使えているかを見直します。
固い足首が重心移動を助ける
「固い足首」と聞くと、動きが悪い状態を想像するかもしれません。
ここで言う固さは、動かないことではありません。
必要な場面で足首の位置が決まり、余計な方向へ崩れないことです。
足首が背屈の位置で決まれば、膝の位置も保ちやすくなります。
後ろ足で地面を蹴らなくても、身体の重心を前へ移しやすくなるのです。
夏のむくみ対策で目指したいのは、足首を柔らかくすることではありません。
足首を固く使い、ふくらはぎだけに頼らず歩ける状態をつくることです。
30秒で足首の固さを確認する
椅子に座り、裸足で片方の踵を床につけてみてください。
足の指を軽く曲げます。
指が反らないように、つま先側を持ち上げます。
その位置を保ったまま、足首がぐらつかないか確認します。
左右を比べ、ふくらはぎに余計な力が入らないかを感じます。
足先を上げた瞬間に指が大きく反る。
足首の位置を保てない。
ふくらはぎにすぐ力が入る。
そんな感覚があれば、ふくらはぎの筋力が足りないのではなく、足首を必要な位置で固める感覚が薄れている可能性があります。
まずは左右それぞれ、痛みのない範囲で位置を確認してみてください。
高く持ち上げることより、指を反らさずに足首の位置を保てるかが大切です。
今回は分かりやすく足首とふくらはぎの話をしましたが、本当に大事なのは、足の指や腱、関節の位置と向きがどう連動しているかです。
柔らかさを求めるのではなく、自分の足首がどの位置なら安定するかを感じるところから始めてください。
夏こそ足元から軽い脚をつくる
夏のむくみがふくらはぎに出ていても、答えは「もっと鍛えること」とは限りません。
ふくらはぎは、足首を固く使えていない分まで、頑張っているのかもしれません。
揉んで終わりにする前に、足の指を反らさず、足首の位置を決めてみる。
そして、自分の足指が反っていないか、足首がぐらついていないかを確かめる。
その小さな確認が、夏でも軽く歩ける身体をつくる第一歩になります。