50代からの「動ける身体」

こんにちは。
BodyStoic名古屋店代表兼パーソナルトレーナーの
髙橋宏和です。
「50代を過ぎて、体力の衰えを感じる」
「将来のために、筋肉をつけておきたい」
そう考えて、ジムで重いダンベルを持ち上げたり、
スクワットを頑張ったりしていませんか?
その意欲は素晴らしいです。
しかし、少し立ち止まって考えてみてほしいのです。
あなたが手に入れたいのは、
ボディビルダーのような隆起した筋肉でしょうか?
それとも、
旅行に行っても疲れず歩ける身体、
孫と遊んでも腰が痛くならない身体、
つまり「一生、自分の足で動ける身体」でしょうか?
もし後者なら、
単純に「筋肉を大きくする」トレーニングは、
少し方向性が違うかもしれません。
今日は、50代から本当に必要な
身体作りについてお話しします。
「エンジン」を大きくしても、「タイヤ」が歪んでいたら?
車に例えてみましょう。
筋肉を鍛えることは、
車のエンジンを大きくするようなものです。
パワーは上がります。
しかし、もしその車の
タイヤのアライメント(整列)が狂っていたり、
フレームが歪んでいたとしたらどうなるでしょうか?
エンジンパワーを上げれば上げるほど、
タイヤは偏摩耗し、車体には無理な力がかかり、
やがて故障してしまいます。
人間の身体も同じです。
姿勢が歪み、関節が正しく動かない状態で
筋肉だけを強くしようとすると、
膝や腰への負担が増え、
かえって痛みを引き起こしてしまうことがあるのです。
50代からの身体作りで最も大切なのは、
エンジンを大きくすることよりも、
まず「車体の歪みを直し、スムーズに動く状態にする」ことです。
「出力」よりも「コントロール」
BodyStoicが提唱する「身体知」では、
「どれだけ重いものを持てるか(出力)」よりも、
「どれだけ自分の身体を思い通りに操れるか(コントロール)」
を重視します。
例えば、
足の裏全体で地面を捉えている感覚。
骨盤の上に背骨が積み木のように乗っている感覚。
股関節が滑らかに回転する感覚。
こうした繊細な「感覚」を取り戻すことが、
動ける身体への近道です。
筋肉は、あくまでその動きをサポートするためのもの。
主役は、あなたの「感覚」と「動きの質」なのです。
しなやかさは、強さになる
「年をとったら身体が硬くなるのは仕方ない」
と諦めていませんか?
実は、硬さは年齢のせいだけではありません。
「動かし方」を忘れているだけの場合が多いのです。
正しく身体を使い、
本来の関節の動きを取り戻せば、
50代からでも、身体は驚くほど軽くなります。
ガチガチに固まった鎧のような筋肉ではなく、
竹のようにしなやかで、
どんな動きにも対応できる身体。
それこそが、
これからの人生を楽しみ尽くすための
最高の資産になると、僕は信じています。
「鍛える」前に、まずは「整える」。
そこから始めてみませんか。