朝晩の寒暖差に身体が戸惑う理由

こんにちは。
BodyStoic名古屋店代表兼パーソナルトレーナーの
髙橋宏和です。
朝は肌寒いのに、昼間は汗ばむ。
夕方になると再び空気が冷たくなる。
そんな寒暖差の大きい日に、夕方になると身体が重く感じることはありませんか?
よく「寒暖差で自律神経が乱れるから」と説明されます。
もちろん、身体が気温に合わせて体温などを調節していることは関係します。
ただ、それだけでは自分の身体で何が起きているのかが分かりません。
BodyStoicでは、気温が変わるたびに、呼吸や筋肉の緊張、身体の位置がどう変わっているかを見ます。
寒暖差で身体が戸惑うのは、外の気温と身体の切り替わるタイミングがそろっていないからかもしれません。
寒暖差を自律神経だけで終わらせない
自律神経とは、体温や呼吸などを無意識に調節している働きです。
寒暖差があると、この調節にいつもより仕事が増えます。
しかし、僕たちが自分で確かめられるのは、自律神経そのものではありません。
寒さを感じた瞬間に肩が上がった。
口から息を吸うようになった。
身体を小さくして歩いていた。
そうした身体の変化なら、自分で感じられます。
「自律神経のせいだから仕方がない」と終わらせず、その日の自分がどのように反応していたかを見る。
そこから、寒暖差と身体の関係を具体的に考えられるようになります。
朝の縮こまりを昼まで持ち越している
冷たい空気に触れると、肩を上げ、腕を身体へ寄せる方がいます。
首を短くし、身体を守るように小さくなる。
それも、寒さに対応しようとした身体の反応です。
問題は、気温が上がった後です。
上着を脱いでも、上がった肩や浅くなった呼吸まで自然に戻るとは限りません。
朝につくった身体の使い方を、暖かい昼間まで続けていることがあります。
さらに夕方、再び冷えてくれば、その状態へ緊張を足すことになります。
夕方の身体の重さは、気温が下がった瞬間だけにつくられたものではありません。
朝から何度も環境へ合わせようとした過程が、身体に残っている可能性があります。
気温が戻っても身体はすぐ戻らない
服装は、上着を着たり脱いだりすれば調節できます。
しかし、身体の使い方まで、すぐに切り替わるとは限りません。
一度上げた肩。
前へ落とした頭。
小さくなった歩幅。
その状態に気づかなければ、気温が変わっても同じ動きを続けます。
ここで、胸を張ったり、肩を下げたりして正しい形をつくる必要はありません。
最初に行うのは、朝と昼と夜で自分の身体が同じなのか、違うのかを認識することです。
気温への対応が間違っているかを決める前に、何が変わったのかを知ることが先です。
一日の中で身体の変化を確認する
朝、昼、夕方の三回、同じ姿勢で身体を確認してみてください。
普段どおりに立ち、腕を身体の横へ下ろします。
鼻から静かに一度呼吸します。
肩の高さと、左右の足裏にかかる重さを感じます。
頭が前へ出ていないか、顎に力が入っていないかを確認します。
正しい位置へ直さなくて構いません。
朝は右足が重かった。
昼は呼吸がしやすかった。
夕方は肩が上がっていた。
その違いを言葉にしておきます。
一日の終わりだけを見ず、どの時間から身体が変わり始めたかをたどることが大切です。
何も違いを感じなければ、それも今の認識です。
続けるうちに、小さな変化へ気づけるようになります。
変化に合わせて身体の位置を選び直す
寒暖差そのものをなくすことはできません。
そして、寒さに反応して身体が縮こまることを、すべて悪いと決める必要もありません。
大切なのは、環境が変わった後も同じ身体の使い方を続けていないかを知ることです。
上着を脱いだとき。
暖かい室内へ入ったとき。
夕方になって再び冷えてきたとき。
服装を変えるのと一緒に、肩の位置や呼吸、足裏の重さも確認する。
身体の変化に気づければ、そのときの環境に合わせて使い方を選び直せます。
朝晩の寒暖差に戸惑わないために、特別なことを一度だけ行うのではありません。
まずは一日の中で、自分の身体がいつ、どのように変わっているのかを確かめてみてください。