桜の下を「美しく」歩く

こんにちは。
BodyStoic名古屋店代表兼パーソナルトレーナーの
髙橋宏和です。
いよいよ、桜の季節がやってきますね。
名古屋にも、
鶴舞公園や山崎川など、
素晴らしいお花見スポットがたくさんあります。
満開の桜並木を歩く。
それだけで心が洗われるような気持ちになります。
でも、ふと周りを見渡すと、
少し「もったいないな」と思うことがあります。
それは、
「歩いている姿勢」
です。
せっかく頭上には美しい桜が咲き誇っているのに、
背中を丸め、下を向いて、
トボトボと歩いている人が意外と多いのです。
今日は、桜の美しさに負けないくらい、
「あなた自身が美しく見える歩き方」
についてお話しします。
「視線」が姿勢を作る
桜を見る時、
皆さんはどこを見ますか?
当然、「上」を見ますよね。
実は、この
「上を見上げる」
という動作こそが、
姿勢を整える絶好のチャンスなんです。
普段、私たちはスマホやパソコンを見るために、
どうしても視線が下がりがちです。
頭が前に落ち、背中が丸まり、
呼吸も浅くなっています。
しかし、桜を見上げようとすると、
自然と顔が上がり、
丸まっていた背筋がスッと伸びます。
この時、首だけで見上げるのではなく、
「胸の真ん中(胸骨)で桜を見る」
ようなイメージを持ってみてください。
胸が空に向かって開かれることで、
肺にたっぷりと空気が入り、
立ち姿そのものが凛とした印象に変わります。
脚は「みぞおち」から生えている
姿勢が整ったら、次は「歩き方」です。
美しく歩くための秘訣。
それは、
「膝下」ではなく「股関節」で歩くこと
です。
多くの人は、
膝から下だけをちょこちょこと
動かして歩こうとします。
これだと、ペタペタとした幼い歩き方になり、
膝への負担も大きくなってしまいます。
脚の付け根である「股関節」から、
振り子のように脚を動かすのが理想です。
そのための魔法のイメージが、
「脚はみぞおちから生えている」
です。
おへその少し上、みぞおちのあたりから
長い脚が伸びているつもりで、
お腹から脚を振り出すように歩くのです。
この時、無理に歩幅を広げる必要はありません。
大股で歩こうとして踵から強く着地すると、
かえって膝を痛めてしまうからです。
みぞおちから脚が出るようになると、
膝下の無駄な力が抜け、
脚がスッとスムーズに前に出るようになります。
結果として、腰の位置が高く見え、
颯爽とした優雅な歩き方になります。
これは、見た目が美しいだけでなく、
大腰筋(だいようきん)という
インナーマッスルを使った、
非常に機能的な歩き方でもあります。
散歩そのものをトレーニングに
ただ漫然と歩くのではなく、
「胸で桜を見上げ」
「みぞおちから脚を出す」。
この2つを意識するだけで、
いつものお花見散歩が、
質の高いウォーキングトレーニングに変わります。
疲れない靴の選び方
最後に、足元を支える「靴」についても
少しだけアドバイスを。
「長時間歩くなら、ふかふかの柔らかい靴がいい」
そう思っていませんか?
実は、それは逆効果かもしれません。
砂浜の上を歩くと疲れるのと同じで、
靴底やインソールが柔らかすぎると、
足元がグラついて余計な筋力を使ってしまいます。
疲れずに美しく歩くなら、
「少し硬めのインソール」
がおすすめです。
また、踵(かかと)の部分が
しっかり補強されているものを選びましょう。
足首が自由に動きすぎるよりも、
ある程度固定され、安定している方が、
地面からの力を逃さず、
スムーズに前に進むことができます。
良い姿勢と、良い靴。
この2つが揃えば、どこまででも歩いていけます。
桜並木の下は、
最高のランウェイです。
今年の春は、
美しい景色を楽しむだけでなく、
その景色の中を歩く「自分自身」も
楽しんでみませんか?
背筋を伸ばして歩けば、
心まで晴れやかに、
前向きな気持ちになれるはずですよ。